その質の高さから、近年、さまざまなギフトで人気を集めている今治タオル。出産祝いでも今治タオルで作られたバスポンチョやバスタオル、バスローブ、スタイ、ハンカチ、ケープなどがよく選ばれています。
ここではギフト売場歴10年以上の経験を持つ筆者が、出産祝いに贈って喜んでもらえる今治タオルの選び方を解説していきます。
今治タオルマーク
実は今治タオルと名乗っていいタオルは決まっています。今治で作られたタオルならどんなタオルでも「今治タオル」と名乗れるわけではありません。厳格な基準の下で認証を受けたタオルだけが今治タオルを名乗ることができるようになっていますので、まずは今治タオルの認証を受けたタオルを選ぶようにしましょう。
みなさんも一度は目にしたことのある今治タオルマーク。
(出典:今治タオル工業組合)
このマークが付いているかどうかを必ずチェックするようにしましょう。
質を見抜くにはやはり価格
タオルには好みがありますし、どんなタオルが良い・悪いというのも軽々しくは言えませんね。ただし、長年今治タオルを見続けてきた経験から言うと、質の良いものを選びたければある程度以上の価格のものを選べば間違いがないと言えます。
プロであれば細かくタオルの品質について見分けることができますが、そうでない一般の方なら、せっかく今治タオルを出産祝いに贈ろうと考えているんですから、ある程度以上の価格のものを選ぶようにすれば失敗がないと思います。
でも、ある程度以上ってどれくらい?
例えばバスタオルであれば3000円以上が目安になると思います。急いで注釈を加えるなら3000円未満が悪いという意味ではありません。あくまでも、失敗を避けるための目安を言えば3000円になるという意味です。
これが例えばフードが付いたフード付きバスタオルであれば4000円以上、おくるみであれば3500円以上、スタイなら1800円以上、ハンカチなら1000円以上と言えるかもしれません。
いずれにしましても、タオルの良し悪しは匁と呼ばれる目方や、使う糸の種類、糸の太さ(細さ)、織り方、染色方法などによって決まりますが、素人の目線でそれを判断するのは難しいですよね。
価格はあくまでもひとつの要素ですが、失敗しないための重要な目安とも言えます。参考になさってください。
出産祝いに贈りたい今治タオル5選
雲心地のバスタオル
その名の通り、雲みたいにふかふかでふわふわなタオル。厳密に言うと、タオルの厚手、薄手と品質は関係ありませんが、一般的には厚手で毛足の長いふかふかなタオルほど良いタオルという受け取り方をされます。出産祝いに贈って喜んでもらうには、こういったふかふかなタオルを贈るほうが失敗がないと言えます。
ギフト売場での経験で言うと、薄手のタオルを贈ったお客様から「贈った相手からこんなペラペラなタオルを贈るなんて失礼ね!」と叱られたという体験談を聞かされたこともあります。タオルメーカーの方のご苦労を思うとなかなか言いづらいのですが、薄いタオルよりは厚みのあるタオルを選ぶほうが失敗がないと思います。
極厚タイプのバスタオル
上でも説明したように、今治タオルを贈る場合は厚みのあるタイプのほうが好まれます。バスタオルはお風呂上りだけではなく、お昼寝の時のタオルケットとしても、おむつ替えの時のマットとしても使えてとっても喜ばれます。
なかなか自分では買わない高級なタオルほど、出産祝いに贈ると喜ばれますよ。
ふかふかなスタイ
こちらも雲のような心地よさを謳う「白雲」シリーズのタオル。タオル生地で縫製したスタイは、なんと言ってもよだれや吐き戻しをぐんぐん吸ってくれるのが何よりの魅力。せっかくのスタイなのに吸水力がないと何のためのスタイか分かりませんよね。デザインもシンプルなので好みを問わずに贈れるのもうれしいポイントと言えます。
ふかふかに包まれるタオルケット
こちらも白雲シリーズ。同じふかふかな生地で作られたタオルケットなので、きっとすやすや眠ってくれるのではないでしょうか。ギフト売場の経験では大人の方が「私が使いたい!」とおっしゃっていたくらい肌触りが気持ちよかったことを思い出します。(笑)
シンプルで美しいカラーリング
平織りで織られたシンプルでニュートラルな印象を与えるバスポンチョ。お風呂上りや水遊びの後に限らず、寒い日のお出かけにはマントのように羽織って使うこともできます。ただのバスタオルだと味気ないという方は、こういったポンチョタイプのものを選ぶ傾向にあります。
いかがでしたか?
以上、出産祝いに贈る今治タオルの選び方についての読みものでした。