スタイは男の子も女の子も使うものですし朝も昼も夜も使うものです。さらには一日の中でも何度も取り替えるものですから、何枚あってもうれしいベビーアイテムの代表格とも言えます。
その一方で実はスタイを出産祝いに贈るなら、その前に立ち止まって考えて欲しいポイントがあります。ここでは、ギフト売場でこれまでに数万件以上の出産祝いに関わってきた筆者が、その経験を元に、出産祝いにスタイを贈る前に考えるべきポイントについて解説していきます。
スタイを使う理由
スタイは他によだれかけやビブとも呼ばれます。よだれかけという言葉の通り、よだれを受け止めるために使うのが最も一般的な使い方です。
他には授乳後にお口の周りを拭いたり、ミルクを飲んだ後の吐き戻しの際にお洋服が汚れないために使う、という使い方もありますね。
ただ、やはりママがスタイを使う理由は何と言ってもよだれを受け止めるためです。
よだれには個人差がある
言うまでもありませんが、赤ちゃんによってよだれが多い子、少ない子がいます。よだれが少ない子の場合は「スタイなんてほとんど使わなかった」という声を耳にすることは少なくありません。
ですから、もしよだれが少ない赤ちゃんの場合は贈ったスタイが有効活用されないケースがあります。
これではせっかくのお祝いなのに贈った方も受け取った方も残念な気持ちになりますね。
スタイは離乳食の時期にも使える
実は他にもスタイの使い道はあります。それが離乳食の時にお洋服が汚れないように使うというものです。これならよだれの多い、少ないに関わらずに使ってもらうことができますね。離乳食の際に使ってもらうなら、大きめサイズのスタイがおすすめ。こぼれた離乳食を受け止めるだけではなく、顔中を汚してしまう赤ちゃんのお顔をそのスタイでササっと拭いてあげる際にも使えるからです。
スタイを出産祝いに贈って失敗しない方法
スタイだけを贈らない
上述したように、よだれが少ない赤ちゃんの場合はスタイを使わないケースが少なくありません。せっかくのお祝いで贈ったスタイを使ってもらえないのは寂しいですよね。
ですから、スタイとハンカチ、スタイとバスタオルなど、他のアイテムと組み合わせて贈ることをおすすめします。出産祝いを取り扱っているお店に行けば、スタイが入ったギフトセットがきっと何種類か用意されていると思います。そういった既製のギフトセットを贈るというのもひとつの方法です。
大きめのスタイを贈る
これは離乳食の際に使ってもらうことを想定した贈り方ですが、それ以外のシーンでも大きいと何かと便利なのがスタイです。
寒い季節はお鼻が出ることも多いですし、それを拭ってあげるのもスタイの役割のひとつ。大きいと汚れていない部分でササッと拭いてあげやすいからママも助かりますね。
名前入りスタイを贈る
生まれてきた赤ちゃんの名前を刺繍で入れた名前入りスタイが最近のトレンドですね。可愛くお名前をプリントしたスタイもよく見かけますね。
そんな名前入りのスタイなら記念にも残りますし、もしよだれが少ない赤ちゃんであっても、名前入りスタイだったら行事や親戚の集まりなどで写真撮影する時に便利に使えますよね。
ハンカチを兼ねたニューフェイス
ハンカチを折ることでスタイに早替わりする商品が最近増えてきています。そんな商品であれば普段はハンカチとして、必要な時にはスタイとして使ってもらえます。これならよだれが少なくても便利に使ってもらえます。
スタイは出産祝いのプチギフトにも贈りやすい
スタイは安価だからプチギフトとしても贈りやすいですし、「お返しは不要です」「内祝いの気遣いはいらないよ!」というメッセージを添えて贈る出産祝いにもぴったり。ハーフバースデーや百日祝い、お食い初めのギフトにも贈りやすいアイテムです。
だからこそ、スタイの選び方やママやパパが本当にもらってうれしいスタイについて事前によく勉強しておけば、満面の笑みを見ることができるギフトになるでしょう。