大げさな出産祝いではなくちょっとしたものを贈りたい、そんなことってありますよね。ギフト売場でも「プチギフトとしてちょっとしたものを出産祝いに贈りたい」「時期が遅くなってしまったから、ちょっとしたものを探しに来た」という方がいらっしゃいました。
ここではそんな出産祝いに贈ると喜ばれるちょっとしたものを、ギフトのプロの目線でご案内します。
喜ばれるのはいくつあっても困らないもの
ちょっとしたものを出産祝いに贈る場合でも、喜ばれるためのポイントはやはりいくつあっても困らないものです。
これは極端な例ですが、ベビーベッドをもし3つも4つも出産祝いに贈られてしまったら、失礼とはいえパパやママは困ってしまいますよね。
それを逆向きに考えると、いくつあっても助かるもの、使えるものならパパやママに喜んでもらえます。
ちょっとしたものの代表格はガーゼハンカチ
ガーゼハンカチは沐浴でも、汗をぬぐう時でも、食後でも、おっぱいの吐き戻しを拭う時にも、げっぷをさせる時にも…と朝から晩まで使うものですし、どんどん汚れるのでどんどん取り替える必要があります。おまけに子育てに追われていると知らぬ間に洗濯が遅れてガーゼハンカチのストックがなくなっている!なんていうことも…。
そう考えると、ガーゼハンカチならちょっとしたプレゼントにぴったりだし、それでいて、いくつあっても困らないものなので、ちょっとした出産祝いにぴったりのアイテムと言えますね。
スタイはどうなの?
スタイも金額的は1000円未満で買えるものが多いので、ちょっとしたプレゼントにぴったりと言えます。が、出産祝いに限って言うと、実はよだれが少ない赤ちゃんも多いので、「スタイを出産祝いにもらったけど全然使わなかった!」という声をママから聞くことも少なくありません。
元ギフト売場歴10年以上の筆者が見てきた経験から言うと、わざわざスタイを贈って使ってもらえない可能性があるくらいなら、ガーゼハンカチを贈ったほうが間違いなく使ってもらえると思います。
ちょっとしたものの予算
ちょっとしたものを贈りたい、つまり出産祝いのプチギフトの場合、ズバリ1000円以下が目安になります。理由は事情は様々ですが、わざわざちょっとしたものを贈りたいなら、お相手の方に気を遣わせては意味がありませんよね。
ギフト売場では出産祝いのお返し、つまり出産の内祝いを探しに来られるお客様に多くいらっしゃいました。そういった方のお考えに長く接してきた経験から言うと、1000円を超えた贈り物の場合はお返しを贈ろうと考えるケースが圧倒的に多いということです。
裏を返せば、1000円以下の贈り物にしておけばお相手の方に気を遣わせない出産祝いにできると考えて差し支えないでしょう。
ちょっとしたプレゼント4選
日本製のガーゼハンカチ
好みや趣味が分かっていればいいのですが、もし、お相手の方の趣味や好みがわからなければ、こういった無地のガーゼハンカチが無難ですし清潔感があって好印象にもつながります。ちょっとしたものとはいえ、「日本製」などクオリティへのこだわりが伝われば、価格以上に喜んでもらえるかもしれません。
ママに飲んでもらうもの
意外と忘れがちなのが、出産祝いだからと言って赤ちゃん向けの商品から選ばないといけないわけではありません。こういった授乳中にも飲めるお茶であればママのリラックスにもつながりますし、それでいてちょっとした価格帯で買えるものですから、ちょっとしたプレゼントにはぴったりですね。
ベビーカーで便利なもの
こういったループが取り付けられたタオルは、実はベビーカーでのお出かけに便利。移動中によだれが出ていたりくしゃみをして鼻水が出てしまったり、汗をかいていたりといったことは日常茶飯事。その度にバッグからハンカチを取り出すのは手間ですよね。ループが付いたタオルならベビーカーにかけておけるからとっても楽なんです。
音が鳴るおもちゃ
月齢によってはもっと手遊びの要素が大きいおもちゃのほうが良いかもしれませんが、生後半年くらいまでなら、シンプルに音で楽しめるおもちゃがいいでしょう。まだまだお手々を上手に使えないうちはシンプルな動作で音を楽しめるおもちゃのほうが喜んでくれます。小さめで持ち運びができるものなら、お出かけの際にも使ってもらえそうですね。
以上、出産祝いに贈るちょっとしたものの選び方の読みものでした。