「出産祝い」と言っても、その赤ちゃんが一人目の場合と二人目以降の場合では贈って喜ばれるものは異なります。一人目の出産、つまり、はじめての出産に際してパパやママはたくさんのベビー服や育児グッズを用意します。おじいちゃんやおばあちゃんがはりきって赤ちゃんを迎える準備を進めることも多いと聞きます。
だからこそ、一人目の出産祝いでは「まだ持っていないもの」「まだ準備できていないもの」を贈るのが一番良い方法です。
ギフト売場歴10年以上のギフトのプロが、男の子・女の子に分けて、もらってうれしい一人目の出産祝いを、ご予算や渡す時期などの説明とともに具体的な商品を詳しく解説します。
一人目の出産祝いを贈るタイミング
まず、一人目の出産祝いを贈るタイミングは生後1ヶ月ごろがひとつの目安と言われています。これは出産を終えて退院し、赤ちゃんを迎えた新しい生活に徐々に慣れ始めた時期だからです。実際にギフト売場でも圧倒的に多いのが生後1ヶ月頃に贈るというもの。あえて、生後1ヶ月ごろの日付をお届け日に指定するご注文をいただくこともあります。
ですから、失敗しないためには生後1ヶ月ごろを目安に出産祝いを贈るようにしましょう。もしそれよりも早く贈りたい場合は、直接手渡しするのではなく、お相手の負担を考えて宅配便などで発送することも選択肢のひとつです。
赤ちゃんを見に来てくれるのはうれしいのですが、私は眠れなくて疲れきっているし、髪もボサボサだし、生後すぐに友達が出産祝いを持って会いにきてくれるのは正直、ちょっと憂鬱でした。(笑)現役ママ談
こんな声をママの実体験として耳にすることがあります。手渡しで出産祝いを贈りたいなら生後1ヶ月以降、すぐにお祝いの気持ちを渡したいなら宅配便で送ることを検討しましょう。
でも、育児にばかり追われていると、会話が通じる大人とゆっくりおしゃべりがしたいというママの声もあります。急ぐ必要のない関係の方であれば、ママが落ち着く時期をみはからってプレゼントを持っていくのも喜ばれる方法のひとつです。
一人目の出産祝いの相場
贈る相手との関係や贈るタイミングによって異なる、と言われるのが出産祝いの相場。でも、それだといくらくらいのものを贈ればいいかわからないですよね。
それではギフトのプロがはっきりと言いましょう。5000円前後のものを贈れば失礼に当たりません。ただし、上司など目上に当たる方には1万円前後のものを贈りましょう。覚えておくのはこれだけです。5000円前後が相場ですが、目上の方に贈る場合だけ1万円前後にしましょう。
同僚一同、友人一同など、連名で出産祝いを贈る場合も同様です。みんなで合わせて5000円前後、1万円前後になるように贈りましょう。
出産祝いの相場については、知りたいあなたのための、保存版、出産祝いの予算と相場でも詳しく解説しています。ご興味をお持ちの方はそちらでもご確認ください。
また、もし仲の良い友人に贈る場合は「お返しはいらないからね」と一言添えて、金額の張らないプレゼントを贈るのもひとつの方法。こうすれば、「お返し」を考えたり選ぶ手間を省いてあげることができますから、「ママへの気遣い」が何よりのプレゼントになるでしょう。
一人目の男の子に贈って喜ばれる出産祝い
待ちに待ったはじめての赤ちゃんは長男。活発になるイメージが強いせいか、一般的にはおもちゃやベビー服が人気です。
この場合、すでに新生児期のベビー服やおもちゃすでに揃えていることが多いので、成長してから使えるものを選びましょう。例えばお洋服なら80、90、95サイズを選べば失敗がありません。
おもちゃなら、成長後にパパやママと一緒に遊べるおもちゃがおすすめです。ほとんどのおもちゃには「対象年齢」「対象月齢」が書いてあります。生後6ヶ月以降、1歳以降が対象のおもちゃを選びましょう。
他には、「いくつあってもうれしい」「何枚あっても助かる」ものを贈るのも喜ばれる方法です。おむつやお尻拭き、ガーゼハンカチなどはいくつあっても子育てをしているとすぐに足りなくなります。お尻拭きじゃ可愛くない、ガーゼハンカチじゃ豪華さがない…と思われるかもしれませんが、もらってうれしいものを贈るほうが大切です。ママの目線でプレゼントを考えることも、喜ばれる出産祝いには大切な考え方です。
そして、数年前から流行っているのが名前入りの出産祝い。一生懸命考えて付けたはじめての我が子の名前。大切な思いを込めて付けた大切な名前だからこそ、赤ちゃんの名前が入った出産祝いを贈るとパパやママにとっても喜んでもらえます。
一人目の男の子へのプレゼントなら
おむつをデコレーションしたおむつケーキ
何枚あってもうれしいおむつを、名前入りの今治タオルやおもちゃでデコレーションしたおむつケーキ。デコレーションのポイントになっているのは人気のSassy(サッシー)の歯固め。歯が生え始める頃のベビーの必需品なので成長してから使えるのがうれしいポイント。
おむつケーキ (今治タオルとSassy(サッシー)のおもちゃ)
成長してからお出かけに使える
男の子っぽい車柄のベビーリュック。背負ってよちよち歩くのが楽しみになるプレゼント。実は女の子に人気のブランドが作った男の子向けアイテム。だからギフトラッピングが可愛いピンクが基調でママの気分も上がります!
大きくなったらサッカー選手?
フットボールブランドが手掛けた手縫いの直径約15cmの本格派サッカーボール。8種類ある可愛い動物たちはお顔だけじゃなくおしりもキュート。出産祝いにサッカーボールを贈るの?と思われた方。実は、2歳、3歳になってから使うものも立派な出産祝いになります。こんなにキュートなお顔があるから、成長するまではお部屋に飾っておいても楽しそうですね。
大工さんごっこ
男の子が夢中になるおもちゃとして人気の大工おもちゃ。ボリューム感たっぷりだから成長してお友だちが遊びに来ても一緒に遊べちゃうくらい。もちろんパパとも夢中になって遊べるおもちゃです。
寒くなる季節のプレゼントに
フードの裏地にあしらったふわふわのボア付きなので真冬もOK。6ヶ月から24ヶ月までサイズが選べるので、贈る時期に合わせて冬物として着られるサイズで贈りましょう。
一人目の女の子に贈って喜ばれる出産祝い
お腹の中の赤ちゃんが女の子と分かった瞬間から、ママはどんなお洋服を着せようかと思いも巡らせることも珍しくありません。それぐらい、ママにとってママの同性でもある女の子の出産はうれしいもの。だから、とびきり可愛い女の子らしいプレゼントを贈ることも喜ばれる出産祝いのひとつの考え方です。
また、女の子のほうが男の子に比べて成長が早いと言われています。成長が早い女の子でも使えるもの、遊べるものを贈るためにも、やはり、成長してから使えるものをプレゼントすることが大切な考え方です。
そして、一人目の女の子に贈るお洋服なら外出着となるものが喜ばれる傾向にあります。やっぱり女の子だから着飾ってあげたくなるのが親心。女の子に贈るベビー服なら、外出着となるようなものを選びましょう。
一人目の女の子へのプレゼントなら
上品な定番ワンピース
スカート部分にチュールをあしらった上品で可愛いワンピース。オーガニックコットン素材でベビーのデリケートなお肌も安心です。その可愛さに早く着せたくてウズウズするかもしれませんね。
これ以上ないくらいキュート
苺・メロン・キウイ・みかんとフルーツがいっぱいのケーキのおもちゃ。ナイフでカットしたり、飾り付けをしたりと、女の子の楽しいがいっぱい詰まったおもちゃですね。成長するまでは子ども部屋に飾っておいてもきっと気分が楽しくなるでしょうね。
お洋服に見える!
たっぷりのフリルがとっても可愛いこちらのアイテムは実はビブ(スタイ、よだれかけ)なんです。普段のお洋服にプラスするだけでドレスアップできちゃう、女の子ならではのアイテムですね。
3歳くらいまで使える出産祝い
胸元に刺繍ではなく、アップリケでお名前を入れるスリーパー。贈ったその時から3歳ぐらいまで長く使えるのもうれしいポイントです。ベビーを寝冷えから守る、一年中活躍してくれる綿100%の安心素材。こんなに名前が目立つけど、基本的には家の中でしか使わないものなので、「名前を他の人に知られるのは怖い」と不安がるママであっても安心して使えますね。
女の子カラーの食器
離乳食期から使える食器セット。ベビー食器にありがちなプラスチック素材ではなく陶器で作られた食器です。割れにくい強化磁器素材を使用しているのでベビーにも安心ですし、すぐに割れないのはママやパパにとってもうれしいですね。陶器の食器を使うメリットは、食器の重みを学べること。そして、熱いものを入れると陶器にもその熱が伝わるので、食器を通して食事の熱さを学ぶこともできます。
いかがでしたか?
以上、一人目に贈って喜ばれる出産祝い特集でした。