ギフトのプロが書いた、二人目の出産祝いに悩む前に読んで欲しいこと

二人目 生まれてくる赤ちゃんから探す出産祝い

ギフト売場でも、「二人目の出産祝いには何が喜ばれますか?」「一人目と二人目の出産祝いは同じくらいの価格がいいですか?」

「二人目の出産祝いは一人目とは違うプレゼントを贈るほうがいいですか?」などとよくご質問を頂きます。

そんな質問への回答を取り上げながら、二人目の出産祝いでみなさんがよく迷う点、悩む点、困る点をひとつずつ解決していきます。二人目の出産祝いに悩む前にまずこの読みものを読んでみてください。

二人目にも出産祝いを贈るべき?

二人目への出産祝いでよくご質問をいただくのが、一人目に贈ったからやっぱり二人目にも贈るべきですか?というご質問。

また、その逆のご質問として、一人目の出産の時はまだ知り合っていなかったから贈っていないが、最近その方が二人目を出産された。一人目の時にはお祝いを贈れなかったけど二人目には贈るべきですか?といったご質問です。

一人目に出産祝いを贈った場合

一人目に出産祝いを贈った場合は、差を付けないといった意味から、二人目にも出産祝いを贈ることが一般的です。迷うなら二人目にも出産祝いを贈るほうが失敗がありません。

「二人目だからもうお祝いは要らないよ」などとお相手から言われることもありますが、そんな時もほとんどの方は出産祝いを贈っています。

ただし、「二人目だからもうお祝いは要らないよ」と言われた場合は、大抵の方は少し相場よりも安いものを贈るようにしています。これならお相手への気遣いにもなりますから、ギフト売場でも相場よりも少しお値段を抑えたプレゼントをおすすめしています。

一人目に出産祝いを贈れなかった場合

おめでたいことなので遠慮せずに贈りましょう。一人目のお子さんに出産祝いを贈っていないことが気にかかる方は、下記の方法をおすすめしています。

出産祝い

上のお子さんにもお兄ちゃんになった記念日、お姉ちゃんになった記念日のお祝いとして、赤ちゃんへの出産祝いと一緒にプレゼントを贈ってあげる方法です。これなら一人目のお子さんに出産祝いを贈れなかった場合も贈りやすいですよね。

またこの方法は、一人目に出産祝いを贈ったかどうか覚えていないというケースでも使える方法です。一人目にも出産祝いを贈ったと思うけど記憶に自信がない、どうしたらいいですか?というご質問をいただくことがあります。そんな場合も、上のお子さんへのプレゼントを一緒にして出産祝いを贈るといいでしょう。

上のお子さんへのプレゼントは1000円~2000円くらいを目安にして探すといいでしょう。

二人目の出産祝いのマナー

二人目ならではもマナーがあるのではないか。二人目だとマナーに気をつけたほうがいいのかと、ギフト売場でもたくさんの疑問が寄せられます。ここからは二人目の出産祝いについてのマナーを取り上げます。

二人目の出産祝いにのしは必要?

一人目の出産祝いにのしを付けなかったら二人目ものしを付けないほうがいいですか?という質問をいただくことがありますが、どんなギフトでも言えることですが、ギフトを受け取ったほうはのしが付いていたかどうかをわざわざ覚えていたりしません。

ですから、二人目だからという見方で考えるのではなく、カジュアルに贈りたいならのしを付けずに、そうではないならのしを付けてプレゼントを贈るようにすれば良いでしょう。

二人目の出産祝いに贈ってはいけないものはある?

マナーとして二人目の出産祝いに贈ってはいけないものはありません。

ただし、二人目ともなると一通りの育児グッズやベビー服が揃っていることがほとんどです。中でも場所を取るような大きなベビー家具や大型のおもちゃなどはふたつも三つもあると困ってしまうものの代表格。二人目なら最優先で避けるべきアイテムと言えるでしょう。

また、おむつケーキも、二人目ともなるともらって困るものとしてあげられることがあります。なぜかというと、上と同じ理由で場所を取ってしまうから。華やかにデコレーションされているのがおむつケーキの良さですが、その分サイズも大きく、置き場所にも困ってしまいます。

二人目ともなると、上のお子さんのおもちゃなどで何かと物が増えていてお部屋は手狭になってしまいます。可愛いけれど場所を取るおむつケーキは、二人目の出産祝いには避けるのが無難と言えます。

二人目の出産祝いを贈るタイミング

一般的には、一人目の時と同様に生後一週間から1ヶ月の間がマナー通りで失敗のないタイミングと言えます。ですが、二人目の出産の場合は産後のママは思った以上に忙しい毎日を送っていることが多いもの。

というのも、年齢差にもよりますが、上のお子さんが赤ちゃん返りをしてしまって、生まれてきた赤ちゃんのお世話でも手いっぱいなのに上のお子さんのお世話にそれまで以上に時間を取られるという話をよく耳にしますね。

ですから、あえて出産祝いを贈るタイミングを少し遅らせて、家族みんなの生活スタイルが落ち着いてくる生後2、3ヶ月頃に贈るのというのも、お相手の立場に立った、気遣いを感じてもらえる贈り方になると言えます。

二人目の出産祝いを知った時には出産から時間が経っていたとき

二人目の出産を知ったのが遅く、その時にはもう二人目のお子さんは1歳になっていた。それでも出産祝いを贈ったほうがいいですか?という相談をギフト売場で受けることがあります。確かに時間が経ってから知った時に「今さら出産祝いを贈るのは逆に失礼かな?」と心配になる気持ちはよく分かります。

ギフト売場で10年以上に渡ってそんな方たちと見てきた経験から言うと、ほとんどの方は、1年以上遅くなったとしても出産祝いを贈っています。やはり、お祝い事である以上はそれが遅くなったとしても喜んでもらえるという一言に尽きると思います。

また、実際に、旧友から届いた年賀状で出産を知って慌てて出産祝いを探しに来たというお客様が1月に増えます。これも納得ですよね。年賀状でしか付き合いがないと、出産を知るまでに数ヶ月、下手をすると1年くらい経っていても不思議ではありません。

ですから時間が経っていたとしても、出産祝いを贈って失礼に当たるということはありません。

二人目の出産祝いの相場は?

二人目という意味での相場は特にありません。一人目でも二人目でも出産祝いの相場という意味での違いはありません。お相手との関係性によって相場は決まります。詳しくは知りたいあなたのための、保存版、出産祝いの予算と相場を参考にしてください。

ただし、もし一人目にも出産祝いを贈ったのであれば一人目と同じ価格帯で贈ることが望ましいです。もし一人目のお子さんの出産祝いに1万円ほどのプレゼントを贈られたのであれば、二人目のお子さんにも1万円ほどでプレゼントを探しましょう。

一方で、二人目だから出産祝いはいらないよ、と先方から出産祝いを辞退される場合もあります。こんな場合は、お相手が負担に感じない低予算の出産祝いをを贈るといいでしょう。目安は1000円~2000円ほどです。

二人目の出産祝いは、一人目の出産祝いで贈ったものと同じものは避けるべき?

これもよくある質問です。ですが、答えははっきりしています。同じものでも違うものでもどちらでも構いません。考えるべきものは二人の年齢差です。

歳が近い場合は、上のお子さんの時にそろえたものを二人目の育児にも使うことがほとんどなので、ベビー服やおもちゃなどは避けたほうが無難です。

歳が離れている場合は、上のお子さんのものを譲ったり捨ててしまっていることもあり、新しく二人目のために買い揃えるケースもあります。ですから、歳が離れている場合はベビー服やおもちゃ、バスタオルといったものでも喜んでもらえることが多くなります。

いずれの場合にも当てはまるのは、二人目の赤ちゃんの名前が入った「名前入りアイテム」をプレゼントするという方法です。

どちらにしても、二人目だけのもの、二人目のためにそろえるものはぐっと少なくなりますから、二人目だけのもの、二人目ならではのものになる「名前入りの出産祝い」は喜ばれることがとっても多い出産祝いになります。

もし二人目の出産祝いを贈るときは、赤ちゃんの名前入りアイテムを検討してみるといいでしょう。

二人目の出産祝いにプロがおすすめする商品

ベビー服はすでにたくさん持っていることが多い二人目の赤ちゃん。そうは言ってもベビー服で喜んでもらえる方法があります。それがおそろいのベビー服。兄弟、姉妹のいる二人目だからこそできるのがおそろい服でお出かけしたり写真を撮ったりできること。

二人目だからこその出産祝いなら、おそろいの服を上の子の分も合わせて贈ると喜ばれるでしょう。

これひとつで上のお子さんの分までプレゼントできる、というカタログギフトもあります。カタログギフトというとカタログから好きな商品を選んで注文できるものですが、最近の出産祝い用カタログギフトの中には、お絵かき遊びができるセットが付いたものがあります。これなら、カタログは赤ちゃんのために、お絵かきセットは上のお子さんのためにという贈り方ができるので、二人目の出産祝いにも大好評です。
いかがでしたか?以上、ギフトのプロが二人目の出産祝いに悩む前に読んでおいて欲しいことでした。