どこまで贈る?出産祝いを贈る人、贈らない人の区切り方

出産祝いのマナー

親戚、会社や仕事関係、友人、ご近所など、人間関係って年々広がっていくことが多いですよね。

そんな時に悩むのが、出産祝いをどの範囲まで贈るのかどうか。広がった人間関係の中で一体どこで区切ればいいのか、今後の関係性にもかかわってくるのでなかなか切実な問題ですよね。

そんなお悩みを元ギフトショップ店員である筆者がズバッと個人的な見解を述べていきます!

親戚は結婚祝いのやり取りがあったかどうかを基準に考える

親戚関係への出産祝いについては、お相手と結婚祝いのやり取りがあったかどうかを基準に考えてみましょう。

ご自分を結婚祝いをいただいた立場で考えてみるとわかりやすいです。

結婚し、その後出産をした場合には、多くの方が結婚祝いをくださった方へ出産報告を行います。

そうすると報告を受けた方は出産祝いを贈る、というのが通常のマナーにおける流れです。

一方で、結婚祝いのやり取りをしていないけれど、年賀状や暑中見舞いなどで出産を知ることもあるかと思います。

このパターンが悩ませる原因なのですよね。

そんな場合の判断材料として、その方との結婚祝いのやり取りがあったかどうかを基準にすれば、出産祝いをするかの線引きがしやすいのです。

ただ、結婚後の親戚関係においては地域によって特殊な場合もあるので、その時は素直にお姑さんなどに意見を聞くことをおすすめします。

会社や仕事関係は周りに合わせておくことが正解

会社の同僚や取引先などへの出産祝いについては、ある程度今までのやり方というものが決まっていることが多いものです。

多くの場合が、同じ部署内でお金を集めて連名で贈ったりするケース。

もしあなたが入社間もないのであれば、社歴の長い先輩に尋ねてみたりして周りと足並みをそろえることが正解です。

連名で贈る場合は一人の負担額は少額であることが多いので、もしとても仲の良い同僚やお世話になった上司などの出産祝いの場合は、連名の出産祝いにも参加したうえで、個人的に気持ちが伝わるようなギフトを別で贈りましょう。

取引先への出産祝いなどはまずは直属の上司に相談してみましょう。

長く勤める上司であればすでにそんなケースを経験されているでしょうし、会社として贈った方がいいのか、個人的に贈る方が仕事にメリットがあるのか、はたまた何もしない方が無難なのかなど、きっと良いアドバイスをもらえるはずです。

友人やご近所さんの基準は3パターン

悩みますよね、友人やご近所さんなどへの出産祝いをどこまで贈るのか。

まず、仲の良い友人にはもちろん贈りますよね。悩むのはすごーく親しいわけではないけどそこそこの仲の良い友人の場合。

そういう関係性の友人においては、先に述べた親戚の判断基準である結婚祝いのやり取りがあったかどうかで線引きしましょう。この方法で多くの場合は問題ないです!

次に結婚後に知り合った友人の場合。この関係性においては、出産報告を直接いただいたかどうかを基準にします。

この場合の直接の出産報告というのは、メールやライン、メッセージなどで自分に直接的に連絡をくださった場合ということです。

SNSなどで、みんなに向けての出産報告の場合を目にした場合は含みません。ですがその場合でもご自身が彼女にお祝いを贈りたいという意思があればもちろん出産祝いを贈りましょう!

最後に、会えばご挨拶や立ち話をする仲のご近所さんの場合。

筆者の今までの経験では「出産祝い」として贈り物をすることはしませんでした。

その理由として、まず第一に内祝いの気を遣わせたくないことと、節目のたびにお祝いの贈り合いが延々と続くのもお互いにきっとしんどくなるだろうと考えたからです。

ですが、やっぱり出産おめでとうという気持ちは伝えたいので、プチギフトを贈るようにしています。

ご近所さんとは程よい距離感で仲良くしていきたいですから、変に気負わず、自然体でおめでとうと伝えることが良いと筆者は考えます。

ただし、ご主人のご実家で同居されているとか、地域のしきたりが難しいなどという場合は、先の親戚の場合のときと同じく、お姑さんに聞くことが一番ですよ。

 

いかがでしたか。

あくまでも筆者が考える経験上からの基準ですので、どうかご参考までに。