従業員にお子様が生まれたとき、会社から出産祝いを渡すケースって多いですよね。規定をきちんと用意されている会社も多いと思います。
ここでは従業員に会社から贈る出産祝いについて、ギフト売場歴10年以上の経験を持つ筆者が解説していきます。
会社からの出産祝いは現金が主流
会社から従業員に渡す出産祝いは、そのほとんどのケースが現金、お祝い金です。会社から現金を渡す場合はあまり高額になると「給与」と認定されて課税されるおそれがあるので、一般的には1万円~2万円くらいが主流になっています。
高額の現金を渡すと、従業員も会社にお返しする必要がある考えて気を遣ってしまうので、そういった意味でも1万円~2万円程度にしておくほうがよいでしょう。もしまだ規定を用意できていないのであれば、総務担当者がお祝い金についての規定をきちんと整えるといいでしょう。
社長や上司からの出産祝い
一般的には5000円~1万円が相場です。お祝いとして現金を包むケースもあればブランケットやカタログギフトなど「モノ」を贈るケースもあります。どちらのほうが正しい、どちらのほうが一般的ということはありません。
ただし、最近のトレンドとしては、あらかじめ「気持ちだけだからお返ししないでね」と伝えて相場よりも安価なものを贈るケースが増えています。上司と部下の関係で「お返し」の負担をかけさせたくない、気を遣わせたくないという思いから、年々、相場よりも安価な贈り物が増えてきています。もし部下の方に出産祝いを贈ることがあれば一度検討してみるのもいいでしょう。
会社からの出産祝いにお返しは必要?
必要かどうかではなく、会社での人間関係のためにもお返しをしたほうがいいでしょう。半返しと言ってもらったお祝いの半分くらいの金額をお返しするのが一般的な目安ですが、そこまで金額にはこだわらずに職場で同僚の方たちが食べられるような洋菓子の詰め合わせなどが無難でしょう。
社長や上司の方から「お返しは要らない」と伝えられていた場合は、お礼状を渡すようにしましょう。上司の方の考えに背くのは気が引けますし、上司からお返しを辞退されているのであれば無理にお返しはすべきではありません。
ただ、そうは言っても感謝の気持ちを伝えるのはとても大事なことです。
内容が短くても、また形式に過度にこだわる必要もありません。手書きでお礼状を用意して、口頭で「ありがとうございました」と伝えつつ手渡しすればきっとあなたの印象も良くなるでしょう。
いかがでした?
以上、ギフト売場歴10年以上の筆者が解説する、会社からの出産祝いについての読みものでした。