出産祝いを渡しそびれた。渡すタイミングがわからなくて結局渡せなかった。周りが渡してなかったから渡さなかったけど、今から振り返ると渡すべきだった。などと出産祝いについて悩むことってありますよね。
私もギフト売場で働いていたのでこういった質問、相談を何度も受けてきました。ここでは、そんな渡しそびれた出産祝いについて、ギフト売場で長年出産祝いを担当してきた筆者の目線で解説していきます。
いつならまだ間に合うのか
お相手との関係によるので非常に難しいのですが、1歳になるまでなら一般的には何の問題もないと考えられます。もちろんお相手との関係次第というところが大きいので一概には言えませんが、実際に1歳くらいまでなら、「渡しそびれていた」「贈るのを忘れていた」といった理由で出産祝いを買いに来られるお客様がいらっしゃいます。
今さら渡せない、どんな言葉をかけて渡せばいいかわからない。
そんなお悩みをお受けすることもあります。しかし、大抵の場合、お祝いなので正直に遅くなったことをお詫びして渡せば素直に喜んでくれます。渡す前は色々と考えていたし思い悩んでいたけど、渡してみたら簡単なことだった。渡してみたらどうしてこんなに悩んでいたんだろうという気持ちになった。という感想を聞いたこともたくさんあります。
1歳までなら、思い切って、正直にお詫びしつつしっかりとおめでとうございますを伝えてギフトをお渡しすればいいと思います。
1歳を過ぎてしまっているなら
一般的な感覚で言えば、出産祝いを贈るには遅い印象を与えてしまいます。もしもお祝いを渡すのであれば1歳の誕生日プレゼントとして贈ったほうがスマートな贈り物になるでしょう。
ただし、1歳を過ぎていたら渡しそびれた出産祝いを正直に告白して贈るのは難しいですよね。
お客様にお伺いした方法では、ワンクッションを置いてからお祝いをするという方法です。その方は年賀状で遅くなったことをお詫びし、素直にお祝いがしたいことを伝えたそうです。
上段でも触れた通り、お祝い事なので、意外と渡しそびれた贈り物のことを悪く思う方は多くないので、もしも出産祝いの渡しそびれを気にしているのなら、素直に行動するほうが良いと思います。
周りが渡していない出産祝い
周りが渡していない出産祝いってありますよね。周りが渡していないから私も渡さなかった、けど、今になって思えば渡せば良かったと悩むこともありますね。
この判断は正直に言って、ギフト売場で10年以上の経験のある筆者でも難しいというのが本音です。
これはどちらかといえばギフトの悩みというよりは人間関係の悩みですね。周りが渡していない中でひとりだけが渡せば和を乱してしまうことになりますよね。
ひとつ言えるのは、もらう側は、みんなからもらっていないのなら大して気にならないということです。あなたがひとりだけ渡していないのなら悪く思われるかもしれませんが、周りのみんなが渡していないのなら、もらう側は「そんなもの」と思っていますよ。
後からひとりだけ出産祝いを渡して和を乱したと思われるくらいなら、もうそんな悩みは忘れてもいいかもしれませんし、どうしても気になるのなら「こっそりと渡す」か「相談をしてみんなで渡す」かのどちらかの方法になります。こっそりと渡すわけにはいかないでしょうから、みんなで渡そうと相談できるかどうかです。
それが難しいなら、今回は諦めても何も問題はないと思います。
すごく難しい問題なのでなかなか良い意見が言えないのですが、もし参考になれば幸いです。
以上、渡しそびれた出産祝いについての読みものでした。